こんにちは。商いの価値を再定義し伝える専門家、三浦事ム所の三浦路夫です。

長く続けてきた商品や売り方を変えるとき、「自社らしさが失われないか」と迷うことがあります。

そのとき整理したいのは、守りたい価値と、それを届ける方法です。以前うまくいった方法が、今も同じ価値を届けられるとは限りません。

同じ約束でも、届け方は変わる

例えば、「忙しい家庭の食卓を支えたい」という食品店があるとします。

以前は、店頭で献立の相談に乗ることが喜ばれていた。しかし、今のお客様は営業時間に来店できず、その支援を受けられない。そうであれば、予約や受け取り方、商品の形を見直すことが、想いを守る行動になります。

マーケティングでいう商品、価格、売る場所、販促の「4P」も、この視点から考えられます。それぞれを別々に変えるのではなく、届けたい価値に沿って組み合わせます。

便利な受け取り方を用意しても、量や価格が暮らしに合っていなければ利用は続きません。反対に、昔の販売方法を守るあまり、必要とする人に届かなくなることもあります。

経営者と社員で話したいのは、「何を変えたくないか」に加えて、「その価値を今もお客様が受け取れているか」です。購入後の使われ方や、利用しなくなった理由を聞くことが、判断の材料になります。

ブランドの一貫性は、同じ方法を続けることだけで守られるわけではありません。大切な約束を果たすために、変える判断も必要です。

受け継いできた想いを、今のお客様にどう届けるか。その問いを持ち続けることが、ブランドを育てていきます。

最新の「Insights」をメールでお届けします

ブランディングやデザインに関する知見、実践的なケーススタディなどをニュースレターとして定期配信しております。今後のブランド構築のヒントとして、ぜひご登録ください。

メルマガに登録する(無料)